CBD・CBG高濃度70%とは?%とmgで失敗しない選び方

この記事のポイント
- 「70%」は製品全体に占める対象成分の割合であり、1回に摂る量や品質そのものではありません
- 1mLを約1gと仮定すれば70%は約700mg相当ですが、正確な含有量はラベルとCOAで確認します
- 高濃度製品ほど少量の差が摂取量に響くため、CBD・CBG実測値、THC残留基準、CBN不含の確認が重要です
「CBD 70%」「カンナビノイド高濃度」と書かれた製品を見ると、10%や30%よりも優れた製品に感じるかもしれません。しかし、濃度は強さや品質を保証する点数ではありません。同じ70%でも、CBDだけで70%なのか、CBDとCBGの合計なのかで中身は変わります。
さらに、ラベルの「%」と「mg」、1回の使用量は別の数字です。この記事では、CBD・CBG製品を比べるときに必要な計算方法と、購入前にCOA(成分分析書)で確認したい安全項目を整理します。
CBD・CBGの「高濃度70%」は何を意味する?
濃度70%とは、一般に製品の重量または容量に対して、表示対象の成分が70%を占めるという意味です。ただし、製品によって表示基準が重量比(w/w)か容量比(w/v)か異なり、「CBD 40%+CBG 30%=総カンナビノイド70%」のような合算表示もあります。
したがって、「70%」だけを見て成分構成を判断してはいけません。商品ラベルで何の成分を合計した70%なのかを確認し、第三者検査のCOAでロットごとの実測値と照合する必要があります。
| 表示例 | 読み方 | 確認が必要な点 |
|---|---|---|
| CBD 70% | CBD単体が70%とする表示 | 実測CBD量と測定単位 |
| CBD 40%+CBG 30% | 2成分の合計が70% | 各成分の実測値 |
| 総カンナビノイド70% | 複数成分の合算 | 内訳とCBNの有無 |
| 700mg / 1mL | 容器全体の表示含有量 | 1吸引あたり量は別途確認 |
この違いを押さえると、数字の大きさだけで製品を選ぶ失敗を減らせます。とくに日本ではCBNが2026年6月1日から指定薬物となったため、「総カンナビノイド」の内訳が不明な製品は避けるのが安全です。
70%は何mg?濃度と含有量の換算方法
濃度(%)を含有量(mg)へ直す基本式は、製品量(mg)×濃度÷100です。1mLを便宜上1g(1,000mg)として計算すると、70%は700mg、30%は300mg、10%は100mgに相当します。
ただし、液体の密度は配合成分によって異なるため、1mL=1gは概算です。正確な比較には、メーカーが示す総重量と「mg/g」「mg/mL」の分析値を使ってください。
| 表示濃度 | 1g中の概算量 | 1g製品での見方 |
|---|---|---|
| 10% | 約100mg | 低〜中濃度の比較基準 |
| 30% | 約300mg | 濃度差が使用量へ反映されやすい |
| 70% | 約700mg | 少量の使用差でもmg量が変わりやすい |
ベイプでは、容器全体が700mgでも「1吸引で何mgか」は吸引時間、加熱温度、デバイス出力、液の粘度などで変わります。オイルはスポイトや滴下量、グミは1粒あたりの表示量が基準です。摂取経路で吸収速度や体内動態も異なるため、異なる製品形状を濃度だけで横並びに比較することはできません。詳しくはCBDベイプの選び方とCBDオイルの滴数・濃度ガイドも参考にしてください。
高濃度ほど高品質・高効果とは限らない
高濃度の利点は、同じ量の製品に多くの成分を配合できることです。一方、それは治療効果や体感の強さを保証しません。FDAも、市販CBD製品の多くは医薬品として有効性と安全性を承認されておらず、薬との相互作用や肝臓への影響など未解明の点があると案内しています。
表示の正確性にも注意が必要です。2017年にJAMAで公表されたオンラインCBD製品84点の分析では、表示量の許容範囲内だったのは26点(30.95%)でした。43%は表示より少なく、26%は表示より多い結果です。古い米国市場の調査であり現在の日本製品へ直接当てはめることはできませんが、ラベルの数字だけでなく第三者検査を確認する必要性を示しています。
高濃度製品は1回の使用差がmg量へ大きく反映されます。初めて使う場合は、濃度の最大値を追うより、1回量を調整しやすい製品を選ぶ方が管理しやすいでしょう。CBD初心者向けガイドでは、オイル・グミ・ベイプの違いから選び方を整理しています。
COAで確認する5項目
COAは、製造者の広告ではなく分析機関が測定した成分値を確認する資料です。高濃度のCBD・CBG製品では、少なくとも次の5点を購入前に見てください。
- 製品名とロット番号:手元の製品とCOAが同じロットか
- CBD・CBGの実測値:ラベル表示と大きく乖離していないか
- 単位と合計の内訳:%・mg/g・mg/mLのどれか、合算成分は何か
- Δ9-THCの実測値:日本の製品区分別残留限度値を満たすか
- CBNの結果:2026年6月1日以降の日本では指定薬物として扱われるため、混入がないか
日本の麻薬取締部は、確認対象となるCBD関連製品を「CBDまたはCBGを含有する製品」と案内しています。同じページで、CBN含有製品は2026年6月1日から製造、輸入、販売、所持、使用などが原則禁止されたことも明記しています。
THCについては、2024年12月12日に施行された改正法で部位規制から成分規制へ移行し、製品区分別の残留限度値が設けられました。日本の基準は米国の「乾燥重量0.3%以下」と同じではありません。海外製品の「合法」「THCフリー」という表示だけで、日本基準への適合を判断しないでください。
10%・30%・70%をどう選ぶ?
濃度選びでは、目的より先に「1回量を管理できるか」を考えます。高濃度ほど優れているという序列ではなく、使用経験、製品形状、1回あたりの表示、COAの透明性を組み合わせて判断します。
| 比較軸 | 低〜中濃度 | 高濃度70%前後 |
|---|---|---|
| 量の調整 | 小さい刻みで管理しやすい | 少量差がmg量へ響きやすい |
| 表示確認 | 総量と1回量を確認 | 各成分の内訳まで必須 |
| 向いている人 | 初めてで使用量を記録したい人 | 製品特性と使用量を理解している人 |
| 共通条件 | ロット対応COA、THC基準適合、CBN不含を確認 | |
服薬中の人は、濃度を問わず自己判断を避けてください。CBDは一部の薬物代謝酵素に影響する可能性があり、薬との組み合わせによって血中濃度が変わる場合があります。CBDと薬の飲み合わせを確認し、医師または薬剤師へ相談してください。
なお、食品としてのCBD摂取量については、海外当局でも保守的な暫定値が示され、対象条件も異なります。「濃度70%」は安全な1日量を意味しないため、CBDは1日何mgまでかを比較した記事もあわせて確認してください。
購入前チェックリスト
候補を比較するときは、次の順番なら数字に惑わされにくくなります。
- 何の成分を合計した濃度かを確認する
- %を総mgへ換算し、1回あたり量と分けて考える
- 手元の商品と同じロットのCOAを開く
- CBD・CBG実測値、Δ9-THC、CBNの欄を確認する
- 初回から濃度だけを上げず、使用量を記録できる製品を選ぶ
- 服薬中、妊娠・授乳中、肝機能に不安がある場合は医療者へ相談する
RICHILLの製品を比較する場合も、高濃度という名称だけでなく、成分内訳と検査情報を確認してください。初回で量の調整を重視するなら選べるスターターキットから製品形状に慣れ、その後に高濃度製品を比較する方法があります。
よくある質問
1gの製品で重量比70%なら約700mgです。ただし1mL製品は密度で重量が変わるため概算になります。ラベルとCOAのmg/gまたはmg/mLを優先してください。
「総カンナビノイド70%」として表示される場合があります。CBD単体70%とは異なるため、CBDとCBGそれぞれの割合と実測値を確認する必要があります。
一概にはいえません。濃度は製品中の割合であり、有効性や品質を保証しません。1回量、摂取経路、個人差、配合、使用薬など複数の要因が関係します。
製品と同じロット番号、CBD・CBG実測値、単位、Δ9-THC、CBNを確認してください。分析日が古すぎないか、分析機関名が明記されているかも重要です。
海外の合法表示だけでは判断できません。日本は製品区分別のΔ9-THC残留限度値を採用し、CBNは指定薬物です。日本基準に対応したCOAを確認してください。
まとめ
濃度ではなく「内訳・mg・検査」の3点で選ぶ
CBD・CBGの70%表示は、製品に占める成分割合を示す数字です。1回量や品質、有効性の保証ではありません。まず何を合計した70%かを確かめ、%を総mgへ換算し、COAで実測値を照合してください。
高濃度製品ほど少量差の影響が大きいため、ロット対応COA、Δ9-THCの日本基準、CBN不含まで確認することが重要です。初めてなら濃度の高さより、使用量を記録・調整しやすい製品を優先しましょう。
参考文献
- 厚生労働省 地方厚生局 麻薬取締部「CBDオイル等のCBD関連製品の輸入について」
- 厚生労働省「大麻取締法及び麻薬及び向精神薬取締法の一部改正」
- FDA「Regulation of Cannabis and Cannabis-Derived Products, Including CBD」
- Bonn-Miller et al. Labeling Accuracy of Cannabidiol Extracts Sold Online. JAMA. 2017.
- Millar et al. A Systematic Review on the Pharmacokinetics of Cannabidiol in Humans. 2018.
濃度は比較の入口にすぎません。内訳、実際のmg量、第三者検査という3つの数字を揃えて読むことが、自分に合う製品を安全に比較する近道です。
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